はじめまして、雲サンタと申します。
手、のみの写真で失礼します。
(※ヒトの手のみだと画が地味なので、ぬいぐるみと一緒に撮らせていただきました)
突然ですが、皆さんは
アニメの中でこの様なシチュエーションを見たことがありますか?
...というようなシチュエーション
よく見ますよね〜
私はどうしてもアニメの中のこのようなシーンの中で出てくる
後ろからトントンってされた時の、キャラクターのギッギッギッギッっという振り向き方を見た時、毎回違和感を感じてしまうのです。
...文面だけで見るとめちゃくちゃバカっぽい&わかりづらいですね。
わかりやすくすると、
こんな感じのシーン↓
そう...
ここのギッギッギッギッのところ!!!!
ここにどうしても違和感があるんです。
一旦、「いや、アニメだからこれ...現実じゃないんですけど??」といった思考を捨ててから考えてみてください。
違和感、言われてみればあると思いませんか?
もし共感してくださる方がいたならめちゃくちゃ嬉しいですし、私の心はカイワレダイコンが1本生えたような気持ちになって、ハッピーな気持ちにもなれます。ならせてください
ところで、なぜ違和感があるかというと...
この動きは(おそらく)人間にはできないのです!!
保険をかけた言い方をしてしまいましたが...
考えてみてください。
人間が普通に暮らしていてこの動きをすることって無くないですか?
ちなみに私はやりません
というか出来ませんでした
そう、この動き...
日常的には絶対使わない動きだと思うんです
この文章を書いている合間に、この動きを日常的にやっていそうなのは誰かと考えたところ、私が思い付いたのはあばれる君だけでした。
(写真/あばれる君)
ちょっとだけ想像できますよね、謎
先程私にはこの動きが出来なかったと言ったのですが、実は鏡の前でこの動きがどうにか現実でも自然に出来るすべはないかと練習していた時期がありまして...
結果的に努力は実らず...(そもそも後ろを向いているので鏡でチェックすらできないまま)練習していくうちにゲシュタルト崩壊を起こし自然とその練習は消え去りました。イェイ!
皆さんも暇な時があったらぜひやってみてください。
ゲシュタルト崩壊報告も待ってますね
とはいえ、いくら練習したとしても...もし人間で再現したらやっぱり違和感がすごいと思うしなぁ〜と思ったり...
諦めるしかないのかなぁ〜...
アニメでは何度も見たことがあるこの動き...
ハァ〜〜〜〜
と、いうことで!!
今回はこの
『ギッギッギッギッて振り向いてくれるマシーン』
を作りたいと思います!!
ネーミングセンスがゲロですね。
では、早速作っていきましょう。
頑張るぞ!
その1
この二つをパソコンに繋げて色々やっていくと...
動きます!!!!!
文明の力すご!!
こんなのがおうちで出来ちゃうんだ...とモーターが動いてからキャッキャキャッキャ興奮していたのですが...その数分後に現実にぶちあたりました。
動いたはいいものの、私はプログラミングをするのが今回で初めてだったので、ネットに載っていた通りの動きしか出来ずまるっきり何が何だかわからなくなってしまったのです。
(全てを悟ったときの心の中)
自分の知能の低さに「っっっうああああああ!」
と本当に思いっきり叫んでしまいましたが、しかし、できないからといってここで諦めるわけにもいきません。
...その後解説動画や記事を漁りに漁りまくって奮闘すること2時間...
なんとかそれっぽい動きができました!
書き込みエラーが出た時の、画面の下のところに赤くエラーと表示されるのがトラウマです。もう2度とやりたくない。
では次にいきましょう
その2
次はサーボモーターに棒をつけます。
割り箸とサーボモーターを買った時に付いてきた、モーターの回るところにはめ込めるやつを
セロハンテープで無理矢理くっつけて...
その3
そしてくっつけたものをサーボモーターにはめ込んで...
見栄えはまあまあ、というより大分汚めですが、後々見えなくなる予定なので多分大丈夫です
その4
つぎは、100均で買ってきた石鹸ケースの中にサーボモーターを入れていきます。
石鹸ケースの下の隙間から導線(?)のような物も出しておきます。
モーターをまたセロハンテープで固定して...
あとは石鹸ケースのフタに、割り箸が通るくらいの穴を開けてから...
閉じます↓
割り箸は、ここで半分くらいの長さに切っておきましょう!
横から見るとこんなかんじ
その5
次は頭!
頭はかっる〜い紙ねんどで作っていきます。
私は昔からどうしても紙ねんどの臭いが苦手で、日常的にねんどに触ることも無く、もちろん普段使いもしないのですが今回はどうしても使わざるを得ないのでがんばります。
せっかくやるなら楽しもうということで、
美少女を作る!!!!
という意気込みで!!!!
コネコネコネコネ
コネコネコネコネ
コネコネコネコネ
コネコネコネコネ...
......
...
コネコネコネコネ
コネコネコネコネ
コネコネコネコネ
コネコネコネコネ...
......
...
......
ネコネコネコネコ
ネコネコネコネコ......
......
コネコネコネコネ
コネコネコネコネ...
..................
.........
...
できたー!!!
............
...........
.........
......
男じゃね......??
と、ここで大きな誤算が...
かわいい女の子を作るはずが、出来上がったのは純真無垢顔BOY。大分怯えている様子です
顔はいい感じですが、男にしか見えません。
実は作っている途中、髪の毛用の粘土に入れる黒色の絵の具がなくなってしまったので、なくなく髪の量を減らして短くすることに...
彼も戸惑いの顔を隠せていません。
「え...??マジで...???」
と今にも語りかけてきそうですよね
近くでみると指紋とかもついてしまっていて、ちょっとグロかったです。ごめんね......
とはいえ、見てください。
私が鼻フェチだったお陰で、彼女は一生自分の鼻の形に悩むことはないでしょう。私の思う最高の鼻をつけてあげました。
しかし、夏は膝丈の短パンに白いタンクトップと麦わら帽子をかぶってそうなこの少年感。
いい表情をしていますが、じっくりみていると鼻もなんだか高すぎてプルシェンコの鼻にしか見えなくなってきてしまうので、仕方ないですが今回は妥協して「ショートカットの女の子」としておきましょう。
作っていくうちでもだんだんショートでも全然いいなと思えてきました。ショートもそれはそれでかわいいですよね。
女の子、かわいいね!!結果、オーライ!!
それに正味髪の毛とかどうでもいいですしね、言ってしまえば毛だし。
あと、ちなみに写真から見た女の子の左頬に付いているでっかめの米粒みたいなのは、冷や汗のつもりです。
その6
最後はこの頭をその4で作ったものにブッ刺して貼り付けて〜...
服も塗って〜...
ほかにも色々と手直しして〜...
『ギッギッギッギッって振り向いてくれるマシーン』
完成!!!!!!
どうでしょう!!!
なかなかいい感じにできたんじゃないでしょうか!!!!
顔にも、いわゆる「ゾゾゾマーク」も付け足してみたりもしました。
この青色の服なんて、H&Mに売ってそうじゃないですか?ステキ!!!!
粘土で作った頭も、
「後ろに何かいる...!!??」
って顔をちゃんとしていますよ。
ではできたところで早速...
後ろを振り向いてもらおう!!!
いざ!!!
......おーーい!!!!!!!
〇子ちゃーーん!!!!!!!
振り向いた!!
すご!!!い!!!
めちゃビビってる!!!!
もうちょっと画面を暗めにしたら、コレもう完全にアニメのあの振り向くシーンのやつ!!!!!
「めっちゃいいな...」とリアルに声に出して言ってしまいました。嬉しい!!!
その7:あのシーンを再現してみる
............
.....ザッザッザッザッ
バッッッッ!!!!!
............トントン...
......いかがでしたか??
アニメのあのワンシーンを再現してみました!
こういうシチュエーションってやっぱ怖いですよね〜
ちなみに私はこういう時振り返らず、家に帰ってから「あれ結局なんだったんだ......??うわー振り向いて確認すればよかった!!!うわー!!」
と、グチグチと考えてしまうので、たまには興味本位で振り返ってみるのもいいかもしれませんね。
...とはいえ、あの動きを再現してくれるものを作るだけで、こんなに楽しめるとは思ってもいませんでした。製作中も、とっても楽しかったし面白かったです!満足できたのがつくれてとても嬉しいですが、
1番はあの動きが3次元で見れたこと!!うれしかったです!!!
これを機会に、
皆さんも是非作ってみてはいかがでしょうか?
(※周りから大分呆れられるというマイナスな面はありますが、がんばりましょう。)
(写真/草むらに紛れる女の子)
そしてこんなマシーンを開発したからなのか、
私の文章が段々と小学生の感想文のようになってしまってきているので、そろそろ失礼させていただきますね。
読んでいただきありがとうございました!
サヨーナラー
〜おしまい〜